おおむね何もやりたくない

twitterで書くのもどうかと思ったことを書くはず

メロンコリーそして終わりがあった裁判

裁判のこれまでの経緯はこちら

nanasinotaiko.hatenablog.comhttp://nanasinotaiko.hatenablog.com/entry/2018/01/28/060609

nanasinotaiko.hatenablog.com

どうもこんばんは、俺は音楽と本が大好きな文化的なバンドマンなので、こんな風にスマッシング・パンプキンズのレコードをもじって裁判にからめることができるんだ。クールでしょ。

それはさておき裁判ですが、最高裁には控訴されませんでした。本日弁護士に報酬を払ってきたので、これで一切合切が完璧に終わったという状態です。
1年と11か月かかった裁判でしたのでさすがに少し感慨深いものがあります。


終わったので裁判の感想を書きますと、まずは楽しかったというのが第一です。もともと理屈が大好きな上にそれをもって気に食わない相手を攻撃できるとくればこれはもう楽しいという他ありません。完全勝利だったしね。今回ばかりは国家権力万歳というやつですね。リバタリアンよりな人間でも裁判楽しんだって良いじゃない。
まじめな話、自分は相対主義に半身くらい突っ込んでる人間なので、「集団におけるとりあえずの合意」たる法律はかなり重く考えており、まあ社会貢献できたんじゃないかとは思ってます。ぶっちゃけ自分のいた会社よりブラックな会社は一山いくらってレベルであるとは思うのですが、草の根でぶん殴っていかないと社会よくなんないしね。会社に法律で殴りかかって徳を積んでいこう。

第二に、裁判に金も時間もかかるのは確かなんですが、法律上は意外と労働者有利だし企業そんなに強くないな、という実感を得られるので機会があればどんどん裁判やれば良いと思いました。一度やっておくと精神衛生に中々良いです。メンタルケアとしての裁判、やってこう。俺の場合はレアケースなので、一般的な裁判(残業代未払いとか)ならかかる費用も時間も俺のケースの半分くらいだと思います、

最後に、平気で悪質な嘘をぶっこける大人、意外と多いとの実感を得られ、あまりよくなかったです。某T社のS社長には顧問弁護士のあまりのアレっぷりにやや同情の念が湧き上がってきたりもしてるんですがね。相手方の弁護士が顧問弁護士だった時、こっちへの援護射撃しかしてなかったのは流石に可哀そうになったりもした。
とはいえS社長、決して馬鹿ではないと思ってる(心底軽蔑はしているものの、むしろ頭は良かったと思っている。頭が良くて悪質という最悪な存在だった)ので、俺に対して自信満々に「法的な問題はまったくない」と言い放った時も法的にアウトなのは理解してたんだろうなと思うし、完全にブラフだったと考えると人間こわいわーという感情がすこしあります。優れた能力を生かして倫理を顧みないのマジでやめてほしい。そのほか上司・役員等々については、典型的な社長のワンマン会社において歯向かうのが無理だったのは理解してますが、それはそれとしてムカつきはあるという感じですね。同情はしてます。

まあ、S社長のコンプライアンス意識の低さには全幅の信頼を持ってるので、他に法律で殴りかかる社員がいないと平気でこのままの規則でやってくだろうと思われ、鎌倉に本社がある某T社の現社員・元社員に置かれましてはガンガン法律で殴りかかっていただけると俺としてはうれしいです。判例があるし、証拠提供とか証人になるとかの協力はむしろやらせてくれという勢いなので、ぜひ声かけてください。過去に会社の返還命令でお金を支払ってしまった人も、請求したら結構な確率で取り戻せると思うのでぜひぜひ。労働審判とか簡易裁判なら自力でやってもすぐ終わるしね。心配なら今回頼んだ弁護士も紹介します。

ちなみに今回の裁判の事件番号を以下に書いときます。どっちも横浜地裁で閲覧できます。今回の判例は弁護士が判例雑誌に投稿するみたいなので、そのうちそっちで見れるかも。判例検索とかに乗るかもです。歴史に名を残してしまいそうだ。

第1審:横浜地方裁判所 平成28年(ワ)第1133号
第2審:東京高等裁判所 平成29年(ネ)第4018号

上記の呪文を唱えるとT社の関係者につきましては勝率が跳ね上がると思うのでぜひぜひ。それでは。